四十九日の法要
2月あたま。
夕食の支度をしながら、ふと(じぃさま最近身体どうかなあ)と考えていたとき。
母からの着信、はじめ何を話してるかわからず何回か聞き返しやっと聞き取れた
「さっきね、逝かしたから…」
すぐに数日分の荷物をつめて長崎へ。
虫の知らせっていうのですかね。
あまりのタイミングに背筋がさむく、車を飛ばし家に着くまで礼服を玄関に忘れてきたことに気がつきませんでした。
急なことで祖母や母の気落ち具合、をみているとなんと声をかけてもどうしようもないと、手伝いも次女が慣れた様子でしているので役立たずの長女はボンヤリ
じぃさま、95歳、大往生。
華やかな祭壇に派手な献花
お酒とタバコと孫とひ孫たちが大好きだったじぃさま。
私、初孫だったから、私が産まれる朝、じぃさまそわそわそわそわ、でも何もできないからって考えたのが「産後は体力消耗してるはず!」と、母に食べさせる握り飯をたくさん作ってたんだって。
自宅出産だったから、落ち着かず家の中をうろうろしているじぃさまを想像するとおかしくて、嬉しい。
台所には滅多に立たないじぃさまが、私が風邪ひいたときたまご酒を作ってくれたのを覚えている。ちょっとまずかった。
通夜の夜。じぃさまが寝ている横で叔父さんたちと酒盛り。
一度くらい一緒に飲んでみたかったな
葬儀のあと、家に久々集まった従姉妹、はとこ、うちの三姉妹。女ばっかり。
従姉妹の暖ちゃんの誕生日お祝いをし、クレイアニメを見て爆笑。
うるさい様子をじぃさま見ているような不思議な感覚が時折
おとついから今日まで、また長崎に行った。
祖母はまだ悲しみやさみしさの中に
母はいつもの調子を取り戻していたが
仏壇の前にじっと座る様子はなんとも言えない
書き出すとキリがなかった笑
初七日のあとも、四十九日のあとも、長崎から帰り着いてひとりになった途端、涙がとまらなくて困ってます。